Archive for 6月, 2020
生命を見つめる日々 ねこ絵に寄せて
人生には、突然
「生命」に真正面から向き合う、
向き合わされる、向き合わざるをえない、
逃げられない、
ような局面が、やってきますね。
いっしょにいる誰かの、何かの、そして、
自分自身も含め、生きているものの
この世界に在れる時間が有限であること。
そのことを思い知りながらすごす日々。
ふつうの世界の流れからはずれた空間に生きているかのようでさえある、
自分の今まで体験した最大のそれは、
父と母の見送りでした。
そして今、また、そういったときを
すごしています。
空前の新型コロナウイルス疫禍の困難で
世界的にも人類が生命を強く見つめている時期ですが、
それに重ね、春先から
もうすぐ15歳になるミケさんが
急に弱ってしまい、
一時とても危うい状態になってしまいました。
お医者様の適切な投薬や処置のおかげでと思います、
今はややもちなおしました。
そして、一息ひといきこの世界に
ミケさんがふんばって生きて在ることを
サポートするような今です。
その中、絵を描いております。
6月21日からの銀座ねこ集会展様
https://span-art.com/exhibition/2020/other/202006_ginzaneko.html
や,8月の幻獣神話展様に向け、感謝とともにもがきあがき。
絵を描くのに大切なことは、
描くものを「よく見ること」である、とのツイッターで拝見した
江口寿史先生のお言葉に深く感じ入りました。
本当に、どれだけ対象を見ているか
見ている、わかっているようなつもりで、
見足りていないことばかり。
今、ミケさんばかりを見ていて、
今の、この局面で
描けるねこはミケさんのみかも、と、
ミケ三毛な絵を描いております。
手のひらにカツオ節とちゅ~るをのせて
お食べ頂いたり、呼吸をたしかめたり、
えんえんとよしよしクシクシ(ブラッシング)したりの合間の
初体験とも申せますこんなウルヘロな執筆、
どうなることやら状態申し訳なくも、
斯くの如くの世界状況の中、
ご開催のご英断もまぶしく嬉しく、
お運びご高覧、賜れましたら幸甚です。
近年描いて参りました、ねこお姉さんシリーズの
ポストカードも作りました。
どうかぜひぜひ、よろしくお願い申し上げます。