戦争のなくしかた
『人のことを「■チス」って言うやつが「ナ■ス」なんだよ、って言った瞬間に自分が「ナチ■」』
~は殲滅すべし。~は悪なので滅ぼしていい。
~は人間じゃない。~は鬼、悪魔。等々、
この、「~」に人間が入ったとき、自分がもう「ナチ■」。
人間に対して向けられるこういったきもちを、
マハトマ・ガンジー翁は「この世の悪魔たち」と
呼ばれたのではないかと思います。
「この世の悪魔たちは、我々の心の中にいるのだと。
心の中で戦うのだと。」(映画『ガンジー』より)
The only devils in this world are those running around inside our own hearts,
and that is where all our battles should be fought. — Mahatma Gandhi.
戦うべき場は「ただ」自分の心の中「のみ」と強調されていますね。
この戦いにひとりひとりが、勝っていくことが
戦争をなくす道なのでは、と、
第二次世界大戦をふりかえって思います。

鬼になるか、人であるか、どんな善良な魂の中にも、
選択の戦いがあることを鮮やかに描いた
『鬼滅の刃』は大傑作ですね。
人の心の中の悪しきものを、
「悪魔」「鬼」「怪物」「妖怪」「けだもの」等、
呼ぶのは、これらすべて「好ましい面」ももったキャラが思い浮かんで
はばかられます。
それは、人、人間そのものの様相で、
「人喰い」「人殺し」の様相の「人」
と呼ぶのがふさわしいのではないか、と考えました。
戦争が止められますように
地球に生まれて在る人が、
地球138億年の歴史の果てに
人ひとり分のかたちにあたえられた
誰の許可も必要ない、
誰の役にたつ必要もなく、
呼吸するための最適の分子配分の大気と、
食べものと、程よき重力と、
ここで生きるためのすべてを
あたえられて、さあ、お生き、と
祝福されて在るあなたが、
その人ひとり分の場において
自由にあなたであることを、
何ぴとにも侵害されない世界に
これからなっていきますように。
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