感動したこと・泣いたこと

『Mighty TOPIO』と『いわしくん』のこと、あなた様に、
お伝えできますでしょうか、このかんじ。

「僕らの漫画」
http://charicomi.blogspot.com/2011/08/mighty-topio.html
電子書籍版になって、やっと読むことができました。 http://www.ebookjapan.jp/ebj/special/special_charity.asp
紙版も企画されてるそうです。

とり・みき先生の 『Mighty TOPIO』が…。

もう、拝読してからことあるごとに、
シーンや、 お話を反すうしてます。
心理療法家、河合隼雄先生が数々例示された、
「その物語の道筋をたどることによって、心を援け、現実に帰還した際、
たちむかう力を与えうる、よきファンタジー」のひとつような、
震災後、潰れておりました自分の心にとって
本当に鮮やかな、すばらしい、援けになる「まんが」でした。
しかも、
たった８ページ!?ええっ、うそっ、と思って
数えてみても８ページ。
そこに描きこまれた時空の気が遠くなるような果てしなさ…。
「いや…じゃなくて」のギャグも入りつ!?（ウヒョー!!）

花輪和一先生の「鬼がじまんする」お話や、
吾妻ひでお先生の『十月の空』や、
まんが者人生振り返りますればそこここに、
「わー！たったＸページで!?この感動、この泣きまくり!?
キャラが心に生きて忘れじ!?」という宝石のような、
文字通り、珠玉の超短編がちりばめられておりますのですが、
『Mighty TOPIO』もまさにそれであります。

ぜひ、この宝石をあなた様のお心にも、と、
ご一読頂きたく、
「ネタバレ」的なことはぜって書かない！で
おきたいのですが、 ひとつだけ。

「それ」は、あながち「ファンタジー」ではなく、「フィクション」ではなく、
命をかけて、日々、事態をくいとめておられる原発の作業員さんたちや、
ご自身深い悲しみを負われつつも、打ちひしがれた人々に向かって、
大地から、大いなるものから遣わされた精霊のように、
強く、強く、微笑まれる フラガールさんたちを、
支え、祝福し、おうえんしているにちがいない。
「それ」は、祈りの領域に、ほんとうにある希望なんだ。
だから、人間だけど、神様みたいにあんなに光るんだ、
と、私は思って、
また明け方に号泣してるのであります。　（何やってんだよぅ…）
**********************************************************************

『いわしくん』

心の宝石といえば、
老いぼれ境にて人生振り返りますればそこここに、
「わ～、あの人は、本当に、 ケッダモノなオレが唖然とするくらい、
きれいな心をしてたよなぁ…」という、
驚くべき魂との出会いの記憶が、
いまでも光って見えるような箇所として
残っておりますのですが、 過日、松本剛先生から、
「お～たなさんの絵本が、名作の定番になってて、
読み聞かせでも人気があるって」 と教えて頂きました
『いわしくん』
絵本ナビ通販さん
http://p.tl/CASS

Amazonさん
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/457940338X

「お～たなさん」とは誰あろう、どなたあろう、
月刊少年キャプテンさんで一時ご一緒しておりました、
大棚 浚（大棚ザラエ）先生のことで、
松本先生とオレと3人で、幾度かブラブラさせて頂きました記憶が。
今思うと、「あんな心のきれいな人にむかってオレは あの頃、
薄汚ねぇケダモノうめきをぶちまけまくって しまったギャよ～。ガヒョーン」と
悔い恥じることしきりなのですが。 （しょーがないねど～も）
オレの言う、心がきれい、ってどういうことかと申しますと、

たとえば、他の方で、学生の頃出会ったＹさんという方が、こりが、
神学校で聖職者の道を歩んでらしたのが、
「目の前で亡くなった貧しい人に、自分は何もできなかった」と、
やおら社会を変える道を志し、ラジカルなry…と、
とにかく、「貧しい苦しい境遇にあって顧みられない弱き人々」の
痛みをＹさんはその身で痛み、苦しんで、
「現実に本当に”どうにかする”にはどうしたらいいか」を 常に考え、
行動なさってたのです。

「お～たなさん」も、「お～たなさん」独自の、
そういう苦しみを苦しんでおられたな～と、思い起こし、そして、
この、『いわしくん』は 「こたえ」なのかもと。

どうか、この感動をあなた様にも。 ぜひ、ご一読くださいませ。

子供の心に、このお話や、絵がもたらす「よいもの」。 大人にも。

生きてあることの「祝福」「許し」
「あなたは、生きて、在って、尊い」
なんだかもう、読めて、泣いて、そして、
すごく、うれしかったです。
名作です。

そんなこんなで、（「どんな」こんな？）
2月5日（日曜日）コミティア９９さん、
スペース：✿ひつじ座さん✿東５・６ホール「ま」17a
ぜひ、お立ち寄りくださいませ！