3月11日に
東日本大震災より13年、あの時、
それまでと全く違う人生に踏み込み、
そこからの歩みが今も続いておりますような思いです。
多くの多くの人様に、お援け、光を、励ましを頂きました。
絵のお贈り等へのご協力、また、
起き上がりこぼしプロジェクトや、キッズゲルニカの
13年経た今も平和祈念とも繋がり続く貴いご活動は
大きな支えであります。
本当にどうもありがとう御座います。
父の生家から5km程のところにあった
福島第一原子力発電所の事故の後、
10年経った頃に、結局郷里の家はあとかたもなく更地にされ、
住んでいた人々は今も避難先に暮らしています。
事故後、人々が避難した区域内に取り残された動物たちを
当時原子力発電所事故の推移も明確に知らされていない
どんな危険があるかも知れぬ状況の中、
救けに向かわれた方々、救命した動物を今も養い生かし続けておいでの方々
3月11日を迎えるにあたり、希望の牧場の吉沢正巳様のご活動をまとめられた番組が放送されました。
NHKプラスで配信中、3月16日にNHKETVで再放送も御座います。
ぜひ多くの方にご覧頂けたら、と願っております。
この日、あらため、東日本大震災、また、
能登半島地震、これまでの幾多の震災、災禍によって
亡くなられ方々に心よりの哀悼を捧げ申し上げますと共に、
日常の途絶に遭われた方々に、新たなかたちとなれども
平穏な日々が取り戻されますように、
願い、お祈りし申し上げます。
能登は、開田裕治先生ご夫妻ご縁のツアーで、
ご在住の方々に各地をご案内頂きました。
そのとき伺い、拝見した多くが
能登半島地震で失われたことが
未だ受けとめ難く居ります。
そのような中、
永井豪先生の明るい不屈のお言葉や、
災禍をのりこえたグレートマジンガー様の勇姿や、
この機に臨まれての先生の御発信が
被災地の皆様はじめ、日本中、世界中に
力と希望として届けられていること、誠に々々
素晴らしく、石川県アンテナショップ
いしかわテラス様ご開設も心よりおめでとう御座います。
「能登半島地震にまんがの力で何か」の日本漫画家協会公式の
お見舞いの思いが、かたちになりますように、
お祈りを胸に、14時46分をむかえようと存じます。
2011年、震災と事故の後のことを思うと、
心の奥底深くからそれまでのものが瓦解し、
積み治しでまったくちがう構造をつくるような、
自分でもわかっているとはいえないことが
おこってきたよな、としか。
そんな中、はっきり
「うれしかった」「うれしくて泣いた」
と心の出来事として思い出せるのは、
「つばめが来た」ことです。
「プリマベーラ！つばめ便り よいお知らせ」
2011年4月18日の記
●つばめは日本列島をみすてないよ
「初つばめ！
一週間ぐらい前に飛来してきてくれました。
つばめは日本列島を避けたりしないよ、何があっても。
ってか、ここがどうかしちゃったら、つばめも困るんだよ。
うう～ん、がんばろっ」つばめを見て正気を取り戻したかのような。
能登の旅で、いくつかの酒造様にご案内を頂きました。
開田裕治先生ラベルコラボもなされた大江山で名高い松波酒造様には、
屋内につばめが巣をつくっていて、
「つばめの家」として
その誉を讃えるステッカーが貼られてありました。
能登半島地震で、お家やお酒造りの場も被災されました。
大変な困難の中、無事だったお酒を救出なさったり、
各地の救援を得てお酒造りに取り組まれています。
クラウドファンディングMakuake様で
能登の酒造様方合同のプロジェクトが進行中です。
能登の酒を止めるな！被災日本酒蔵共同醸造支援プロジェクト【第一弾・2024春】
https://www.makuake.com/project/noto_sake1
小松左京先生の『日本沈没』に
「つばめが来る」ということは日本にとって何たる希望か、と
心震えるシーンが御座います。
起き直られた場に、どうかまた
つばめが、春だからとあたりまえのように
長い旅のはて、ホッと宿りますように。
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さいはての石の下のアレ Noriko Nagano a cartoonist 
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